１　人口増加中の桜山小学校区での公民館新設について

【質問】公民館の定義と役割は。また、近年建設した公民館の工事費と新設の考えは。

【答弁】市立公民館は、地域住民が集う生涯学習の拠点であるとともに、地域の課題解決や地域文化の継承のための施設である。本年度開館した南八幡公民館の工事費は約1億9千万円で、新たな公民館建設については、老朽化した公民館の維持補修や建て替えと併せ、地域の特性や人口、近隣公共施設の利用状況を勘案し、調査研究を進めたい。

【質問】群馬南中エリアの人口増に伴う教室不足の解消に向けた今後の見解は。

【答弁】桜山小と堤ヶ岡小に入学する児童数の推計により今後さらに群馬南中の生徒数増加が見込まれる。教室不足の対応としては、転用可能な特別教室を普通教室に切り替え、教室がない場合にはプレハブ校舎を設置して学習環境を確保する。今後も生徒数の推移状況を注視し、学校と調整しながら適切に対応したい。

１　豊岡地域の防災の取り組みについて

【質問】豊岡や八幡地域などの洪水浸水想定区域には、3階以上の一時避難場所の確保が必要であるが、本市の防災への取り組みは。

【答弁】洪水浸水想定区域に指定されている地域では、3階建て以上の高層建物を対象とした一時避難場所の確保を進めている。また、自主防災組織が結成されていない町内会に対しては、必要性を啓発し、結成を働き掛けたいと考える。

２　スポーツ施設の整備について

【質問】スポーツ施設のトイレ洋式化率50％を目指すべきと考えるが、その中で、上並榎庭球場の洋式トイレの整備は。また、次の群馬国体開催を見据え、庭球場の改修が求められるが、計画は。

【答弁】庭球場のトイレは一部和式のため、利用者の多い管理棟裏のトイレの洋式化を考えている。多数の大会が開催されている庭球場であるが、老朽化による傷みも指摘されている。今後、浜川運動公園の庭球場整備後の利用状況と比較しながら改修を検討していきたい 。

１　障害者支援施策について

【質問】地域生活支援拠点の整備状況と就労定着支援事業の取り組み方針は。

【答弁】地域生活支援拠点については、障害者支援SOSセンターや基幹相談支援センターの開設をはじめ、相談支援事業所との連携体制の整備など、既存の社会資源を効果的、効率的に活用した面的整備を進めている。また、就労定着支援事業は、障害者が一般就労を果たす上で、長く就労するために必要な支援を行う事業所の指定を推進するものであり、今後も指導していきたい。

２　子どもを取り巻くSNSの現状について

【質問】子どもたちがネット犯罪等に巻き込まれるケースが増える中、市の対応は。

【答弁】中学生リーダー研修会において、 SNS 使用の提言をまとめ、各学校では、 SNS 対応方針及び行動計画を作成し、教員が直ちに介入して解決を図れるようにした。また、使用に関しネット接続事業者にフィルタリングの徹底を依頼した。さらに、SNS関連の相談窓口を設置し機能強化している。

１　この夏の猛暑における熱中症対策について

【質問】熱中症対策として高齢者世帯へのエアコン設置助成制度と小・中学校の理科室への設置をすべきでは。

【答弁】エアコン設置補助制度に関して住環境改善助成事業ではエアコン単体での設置は対象外である。他市の動向調査とともに、高齢者世帯の普及状況を勘案し研究したい。現在、理科室等の特別教室のエアコン設置率は44%で、気温が高い場合、普通教室で対応しているが、使用状況を把握し、設置を検討したい。

２　高崎芸術劇場について

【質問】来秋オープンの高崎芸術劇場を訪れる人が非日常空間を味わうための演出内容や運営体制の徹底は。

【答弁】大劇場は、光壁（ひかりかべ）という2階から5階までの巨大なガラス照明の入口で異空間へと導き、ホワイエ内は12メートルを超えるテラコッタの壁面が高揚感を高め、ホール内は、意匠性に満ちた内装や上質な座席により非日常空間を演出する。
また、完成後は高崎財団が運営主体となり、民間のノウハウを活用したきめ細やかな運営を考えている。

１　西毛広域幹線道路沿線開発と浜川運動公園について

【質問】浜川運動公園の拡張に当たり、井出十字路の拡幅に向けた県との連携は。

【答弁】公園周辺の県道交差点には、右折車線が整備されていないため、県に対して要望している。交差点の改良には、用地買収など地元の調整を要するが、大規模な大会が実施された時には、周辺道路への影響も考えられることから、今後も引き続き道路拡幅や交差点改良の要望を行っていきたい。

【質問】拡張後の浜川運動公園は、38ヘクタールもある広大な公園になるため、東西南北に出入口が必要と考えるが、市の構想は。

【答弁】現在、出入り口には、体育館西側ロータリーからと公園南側駐車場からの2カ所がある。公園拡張地北側には、県道前橋安中富岡線からのサブエントランスを整備予定である。
また、防災公園としての位置付けもあるため、東側の県土柏木沢大八木線から緊急時に使用できる出入口を設置予定である。

１　浜川運動公園周辺整備について

【質問】浜川運動公園周辺のアクセス道路の整備状況と生活道路の交通対策は。

【答弁】現在、浜川運動公園通り線からの道路改良工事を実施しており、引き続き、県道前橋安中富岡線や環状線との交差点整備を進めていく。また、経大附属高校前の生活道路に車両を進行させないよう、浜川運動公園通り線の整備に合わせて、交通案内看板を設置し、大会主催者にはメインアクセスルートへの誘導を促すよう周知に努めている。

２　障害者支援施策について

【質問】障害者支援協議会の体制と今後のあり方は。

【答弁】障害者総合支援法の規定に合わせ、自立支援協議会から障害者支援協議会に名称変更した。会議構成を、4階層から全体会と特定課題検討部会の2階層に改め、効率的な運営のための協議検討を行う生活支援部会、権利擁護部会、計画策定部会の3部会を常設した。
今後、障害者支援協議会本来の機能や役割が発揮できるよう関係機関と連携したい。

１　市有施設のアスベストの現状について

【質問】法改正により、新たに規制された石綿を含む建材の劣化による石綿等へのばく露防止対策が強化されたが、現状は。

【答弁】壁内部や天井裏等の吹き付けアスベストの有無については、設計書や仕様書等で判断しているが、判断でいない場合には、サンプル採取による分析を行った。露出のない保温材や耐火被覆材、断熱材のサンプル調査は実施していなかったが、今後、専門的な再調査も検討したい。

２　障害者差別問題について

【質問】障害者差別の実態調査が必要と思うが考えは。

【答弁】第5期障害福祉計画および第1期障害児福祉計画の策定に当たり、障害福祉サービスを利用する障害児と障害者に、昨年アンケート調査を実施したところ、約半数の人が差別や偏見など嫌な思いを感じているとの回答があった。
この結果を踏まえ、今後障害者差別の実態把握の手法等について研究していきたいと考えている。

１　ふるさと納税の取組について

【質問】本市のふるさと納税の返礼品には、多くの農産物や加工品があるが、どのように農業振興に結び付けていくのか。

【答弁】返礼品としての農産物加工品は、農業者新規創造活動事業でパッケージデザインを改良し、6次産業化等推進事業を利用して商品開発したものである。今後、返礼品を農産物や加工品販売PRの1つとして充実していきたい。

２　学校教育諸課題について

【質問】本市のICT（Information and Communication Technology：情報処理や通信に関連する技術、産業、設備、サービスなどの総称）の設置状況は。また、発達障害の1つである学習障害児に対し、ICTを導入し活用すべきと考えるが。

【答弁】本年度、小・中学校の各教室にタブレットパソコンを1台設置するなど、デジタルコンテンツを活用した効果的な学習を進める予定である。また、学習障害児に対しては、ICT機器のズーム機能を活用し、重要項目を強調することで、学習内容が定着した例もある。今後、障害の軽減に向けて、先進的な活用を研究したい。

１　通学路の安全対策について

【質問】通学路の時間帯侵入禁止箇所での侵入車両に対する本市の取組は。

【答弁】本市では、平成29年度末に策定した交通安全アクションプランにより、進入禁止等の規制が設けられている道路にバリケードを置くことを推進している。市内58小学校のうち、希望のあった13の小学校にバリケード37台を配布している。バリケードの保管場所や規制の場所など、各学校の課題もあるが、より多くの場所に設置できるよう対応していきたい。

２　消防団員の傷病等の補償について

【質問】消防団員には自営業の人が多いが、活動中のけがなどで働けなくなった場合の補償は。

【答弁】消防団員の公務災害補償として、治療に必要な療養補償費に加え、調査確定後、業務に従事できない期間の休業補償にも対応している。また、1年6カ月経過しても完治せず一定の傷病に該当する場合や障害が残った時には補償年金や障害補償金を支給している。

１　アリーナシャトルバスについて

【質問】アリーナシャトルバスのこれまでの利用実績は。また、平日の利用がほとんどないとの声があるが、ダイヤの見直しや臨時便で対応する考えは。

【答弁】利用者は平日約57人、土日、祝日で185人である。シャトルバスは常時運行することで、さまざまなイベントを誘致するための強みになっている。平日の利用も徐々に増え、地域公共交通会議でも現行の便数を維持していくことで意見がまとまったことから、経路や便数の変更は予定していない。

２　市内循環バスぐるりんについて

【質問】ぐるりんの運行に関し、安全面への意見があった場合の対応は。

【答弁】ぐるりんを運行している事業者は、日々の運行から交通状況の変化などの情報を内部で共有し、必要に応じて市に報告している。その上で、当初の運行計画の変更が必要な場合は、市と事業者で協議し、経路の見直しやダイヤ変更等の改善をしている。

１　人口増加の群馬地域での諸施策について

【質問】群馬地域での児童・生徒数の状況は。

【答弁】群馬地域では、平成24年度と比較し、群馬南中で46人、金古南小で82人、国府小で67人の児童・生徒が増加している。今後、群馬南中では、これまで以上の増加が見込まれるため、教室が不足する場合には、まず特別教室を普通教室に転用することで対応し、それでも難しい場合には、プレハブ校舎の設置も考えている。

【質問】群馬地域の保育施設の現状把握と今後の対応は。

【答弁】群馬地域の保育所入所児童数は、合併時の670人から現在1,000人超となっている。保育施設の受け入れ枠の拡大に向け対応してきたが、居住人口の継続的な増加により、平成30年度に新たな保育所か認定こども園を整備する予定で、現行の施設整備補助に加え、用地購入補助も創設した。今後も地域内の人口動向やニーズを踏まえ、適切な対応をしていきたい。

１　あぜ、土砂上げ場の管理について

【質問】宅地と宅地の間にある水路のあぜや土砂上げ場など、国が所有する官地部分の現状は。

【答弁】田畑や集落内の道水路などで、道路法や河川法の適用を受けない公共物は、法定外公共物と言われ、国が所管し、自治体が管理を担うとされてきた。現在では、各自治体が財産管理も含め維持管理している。法定外公共物は、膨大な数と長さのため、法務局の公図により把握、管理している。

２　農地管理の状況について

【質問】国では、県農業公社を活用し、農地中間管理事業として農地の有効活用に努めているが、本市の現状は。

【答弁】県農業公社が主体となって進めており、平成29年12月末現在で90筆9ヘクタールを貸し付けているが、貸し手と借り手とのニーズがかみ合わない現状もある。現在、国が検討している農地整備の支援メニューの動向や諸条件を注視し、本市でもケースに応じたきめ細かな農地中間管理事業の利用促進に努めていきたい。