特集 地域レポート第7弾

県内最大級の火祭り!南牧村『大日向の火とぼし』

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かぶら・ぶらぶら街道周辺の特産品や話題等を「地域レポート」として不定期に紹介いたします。

大日向の火とぼし今回は、県内に残されている最大級の火祭り!南牧村『大日向の火とぼし』に行ってきました。
「火とぼし」は南牧村の大日向地区に4百年以上も昔から伝えられてきた、 県内に残されている最大級の火祭り。 国指定選択無形民俗文化財/県指定重要無形民俗文化財となっています。
(取材日:平成28年8月15日)


闇に浮かぶ炎の軌跡
大日向の火とぼし夕方の6時頃に現地に到着。まだ空は明るかったですが、既に始まっているようです。
現地では、地元の中学生が移動販売をしていました。元気な声につられて、キュウリと焼き鳥を買って美味しくいただきながら、空が暗くなるのを待ちます。

回しているものは、長さ2〜3メートルの縄にくくり付けたワラ束。これを燃やしながらグルグルと回します。
1人、2人、3人と回しはじめ、きれいな3輪が出来上がっていきます。様々な人が回すため、ワラ束を上手に回せている人、ワラ束が橋にぶつかって落ちてしまう人など、回し方も様々。
そんな様子を見ていたら、時間が経つのを忘れてずっと眺めていました。

大日向の火とぼし大日向の火とぼし大日向の火とぼし

大日向の火とぼし最後に、地区の人たちが太鼓や笛の音と共に練り歩き、念仏を唱和した後、灯籠流しが行われ行事は終了となりました。

今年の火とぼしは終了してしまいましたが、また来年、 真夏の夜、力強い丸い炎の軌跡が闇に浮かび上がる幻想的な雰囲気を味わいに、南牧村を訪れてみてはいかがでしょうか。

大日向の火とぼし【南牧村 大日向の火とぼし】
開催日:8月14日・15日
時間:両日とも午後6時頃から
場所:群馬県甘楽郡南牧村大字大日向 大日向橋
 詳しくは南牧村役場ホームページ