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地域レポート
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 かぶら・ぶらぶら街道周辺の特産品や話題等を「地域レポート」として不定期に紹介いたします。

 今回は南牧村にある3つの名瀑についてご紹介します。クリックすると各画像が拡大表示できます。
(取材日:平成24年1月25日)
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三段の滝 象ヶ滝 線ヶ滝
一の瀑「三段の滝」 二の瀑「象ヶ滝」 三の瀑「線ヶ滝」
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年末から続く寒さで、南牧村の3名瀑が見事に氷結しました。
雪中行軍にて現地の状況を取材してきましたので報告します。
取材日は、朝から晴天で天候に恵まれましたが、先週末の降雪により、滝への遊歩道、車両の進入路は一部積雪があり、場所によって10〜20cm程度となっていました。
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朝一番に「象ヶ滝」へ

拡大画像 熊倉の集落の終端で除雪は終了しており、滝への進入路は約10〜20cmの積雪で普通の乗用車での通行は困難な状況でした。
拡大画像 遊歩道に入ってから、約20cm程度の積雪となっており、スノーシューズや長靴などが必携です。
遊歩道には人が歩いた跡がしっかりと残っていて、いち早く氷瀑を見に来た方がいたようです。
拡大画像 滝に着くと、滝全体がほぼ全面氷結している状態で、見事な氷瀑っぷりでした。高さ30mの氷の象の鼻(名前の由来)はとても見応えがあり、滝壺のほうも水の落ちるところを丸く残して、一面結氷していました。
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拡大画像  滝までの行程はほぼ平坦で、滝の下流は雪の中を流れる清流が澄んでいて、その河床には独特の碧い岩盤が見られます。

続いて「三段の滝」へ

拡大画像  県道から橋を渡って駐車場にはいると、積雪は5〜10cm程度。一般車両でも雪用タイヤであれば問題ありません。
拡大画像 遊歩道は約1km。積雪のため,約40分(通常約30分)ほど掛かりました。木道、木橋、木階段が多く滑りやすいため、慎重に登行しました。こちらもすでに人の歩いた跡があり、歩きやすくなっていました。
拡大画像 滝に着くと、高さ約50mの滝が全面結氷しており、迫力ある氷瀑っぷりでした。
拡大画像 ただひとつ残念だったのは、先週末の降雪が氷瀑の全体につもっており、氷の透明感やその細部まで確認できないことでした。
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 ただし、滝の下流には、小さな氷瀑(高さ3m、全体長さ6m)もあり、直に氷を触ったり、氷の裏の水の流れが覗けたり、水と氷の芸術を“どアップ”で写真撮影するなど楽しめます。

 滝までの遊歩道はアップダウンに富み、ちょっとした雪山登山を味わえます。

最後に「線ヶ滝」へ

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 道路脇崖下のある線ヶ滝は、滝壺までの遊歩道、螺旋階段、はしご式階段と降雪の影響はほとんどなく、難なく滝壺に到着しました。。

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  線ヶ滝は、氷瀑でなくても、滝の形状が珍しく、県指定天然記念物にもなっていますが、氷瀑っぷりも、写真のとおり珍しい形でした。

 全面結氷はしていませんでしたが、その見た目と、行きやすさから見逃せない滝です。
滝までの道路の一部が圧雪状態ですが、雪用タイヤ装着であれば問題はありません。