地域レポート【第38弾】
織田宗家ゆかりの大名庭園 楽山園

かぶら・ぶらぶら街道周辺の特産品や話題等を「地域レポート」として不定期に紹介しています。

令和2年のお正月です。
かぶら地域では、三が日は穏やかな良いお天気が続きました。
甘楽町小幡にある群馬県内唯一の大名庭園、楽山園に行ってきました。
楽山園は、小幡藩主であった織田氏により、江戸時代初期に造られた庭園で、今は国指定名勝にもなっています。
(取材日:令和2年1月3日)

群馬県内唯一の大名庭園 楽山園

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入口には、お正月らしく門松が飾られていました。

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園内は、池を中心に、起伏のある地形を活かして複数の茶屋が置かれています。
ここから見える山々を借景とした景色は、江戸時代と同じだとか。

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池には、錦鯉が優雅に泳いでいました。

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一番高いところにある梅の茶屋には、「座敷にあがり、殿様・姫君気分で庭園風景をお楽しみください」と書かれたプレートが置かれていました。

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井戸も再現されています。

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拾九間長屋という建物の前には、餅つきをする侍の像がありました。
拾九間長屋では、小幡藩の歴史を学べるビデオも見られました。

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記念スタンプは、小幡藩で実際に使用されていた印の複製です。
このほかに、凌雲亭という建物で、お抹茶をいただくこともできます。

旧小幡藩武家屋敷 松浦氏屋敷

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今、群馬県では、「日本遺産 かかあ天下-ぐんまの絹物語-きぬめぐりスタンプラリー」を実施中ということもあり、
次に、「旧小幡藩武家屋敷 松浦氏屋敷」に行ってみました。
このスタンプラリーは、スマートフォンのアプリで参加できます。
https://worldheritage.pref.gunma.jp/archives/3083(きぬめぐりスタンプラリー詳細)
途中、「矢羽橋・分水路」がありました。

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これは、世界かんがい施設遺産にも選ばれている雄川堰の一部。
その水路は武家屋敷地区を網目状に張り巡らされています。
今も絶えることなく水が流れていました。

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松浦氏屋敷は、茅葺き屋根のお屋敷で、とても綺麗に整備されていました。
群馬県指定史跡にもなっているとのことです。

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楽山園同様、こちらも借景庭園となっていて、座敷にあがって、景色を楽しむことができます。

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この日は、このほかに「長岡今朝吉記念ギャラリー」「歴史民俗資料館」「古民家かふぇ信州屋」「道の駅甘楽」でスタンプをゲットして、甘楽町コースをコンプリート!
小春日和の甘楽町小幡を満喫できました。