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「だるま窯」完成 初窯火入れ式開催平成19年5月12日(土)、甘楽ふるさと館に新しく出現した「だるま窯」の初窯火入れ式が行われました。この「だるま窯」は、燻し瓦を焼く伝統的な土の窯で、中央の窯に両サイドの焚口から火を入れ、一度に千枚程度の瓦を生産できる製法の窯です。その窯の姿は、横から見ると達磨さんが座禅をしている様に見えることから、その名が付いたとされています。歴史的には500年前から昭和50年頃まで、全国的にこの製法により瓦の生産が行われてきましたが、現在では日本中でも火入れを行っている窯は3基のみであり、伝統継承が危惧されている貴重なものです。 達磨窯は、近年の高度成長に伴い、均一性・生産性を求めた結果、消えていきました。しかし、この窯で焼かれたものには、焼き物としての本来の味や魅力など、現在のものに失われた大切な要素があります。 今、この地域では「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界遺産へと取り組みが活発化していますが、富岡製糸場のレンガや瓦は、この「だるま窯」で作られたと言われています。富岡製糸場の価値は建物だけではありませんが、現在、訪れる人を魅了している木骨レンガ造りの建物も重要な価値の1つです。その建物は、不均一なレンガや瓦だからこそ味があり、歴史を感じることができます。 この「だるま窯」は地域の人々の想いや力によって復元されました。実行委員長の小林さんは10年前から復元を構想しており、窯職人の伊藤さんは30年ぶりに作ったそうです。 今後、この窯は多方面で活躍することが期待されています。具体的には、富岡製糸場と連携した観光振興に、子供達へ伝統産業を伝承するワークショップに、文化財の補修用瓦製造になどが考えられていますが、窯復元と同様に、地域の人々が一体となって活用されていくことが期待されます。 【交通】上信電鉄 上州福島駅より約4km |
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